地元の武術団体によるパフォーマンス「日本祭り」というイベントではあるものの、企画チームはイベント内容を決めた時から、地元カナダの方々と一緒にイベントを運営する事を目的としていました。それはまた違った意味での異文化交流となり「日本祭り」と言うイベントを違う国の人達同士が運営する事は日本人ボランティアのメンバーにとっても意味のあることでした。

ナナイモには柔道、居合道、合気道などの武術を練習している団体があり、企画チームは各団体に、イベントでのステージで模範演技のパフォーマンスを依頼しました。幸運にも全ての団体に快諾を頂き、これでカナダの人達による日本の伝統的な武術の披露が出来る事となりました。

また、ナナイモには日系コミュニティーの団体もあり、その団体にもイベントのサポートを依頼しました。華道や盆栽、機織をされる方もその団体に居たので、フェスティバルでの展示、及び模範などを依頼しました。 全ての方がこの依頼を引き受けてくれたので、展示品等の内容がより魅力的なものとなったのです。

ビクトリアからのボランティアによる寿司作りフェスティバルのボランティアは毎年増えていきました。

2006年、2007年の日本祭りでは、大学の日本人留学生だけでなく、他国から来た留学生達もボランティアで関わってくれました。そのメンバーの中には過去のフェスティバルに来た人達で、次年度のフェスティバルにはボランティアとしてイベント準備に関わりたいと言ってくれた人達もいました。このような形でボランティアに関わってくれた事は、企画チームとして中心に動いてきたメンバー達にとって価値のあるボランティアメンバーでした。

2007年に関してはMUCの留学生だけでなく、ビクトリアの学校に通っている留学生達との共同運営となりました。この年も日本人だけでなく、他国から来た留学生、そして地元カナダの学生達もイベント準備に関わってくれました。このようにして回数を重ねるごとにボランティアのメンバーも「Multi-Cultural」な構成となっていきました。

日本領事館から頂いた雑誌企画チームはバンクーバーに在る日本領事館にも連絡を取り、イベントのサポートを依頼しました。

領事館内にある「広報 、文化班」より、日本関連のビデオ、雑誌、ビデオ、またポスターなどを提供してもらいました。領事館の方々は遠方であったにも関わらず、毎年このナナイモのフェスティバルに協力を頂きました。

2006年、2007年は地元の企業からのスポンサーサポートも頂きました。複数の企業から資金から食料提供等のサポートを頂いた事により、フェスティバルのパフォーマンスや食べ物、展示品などの幅をより広げる事が出来ました。

  • Makoto Fukui - 盆栽
  • Kim-Cowley Adam - Saori Weaving (機織)
  • Renshikan - 空手
  • Nanaimo Aikikai Club - 合気道
  • Todokai Iaido - 居合道
  • Peter Moore - 柔道
  • Robert Macrae - 茶道
  • Members of Central Vancouver Island Japanese-Canadian Society - 華道、イベント全般
  • Consulate General of Japan in Vancouver
  • Victoria Nikkei Cultural Society (Uminari Daiko)
  • Vancouver Island University - International Education Department
  • Vancouver Island University - Student Union
  • Vancuover Island University - Theatre Department
  • Vancouver Island University - Tourism Students